タダラフィルの効果

タダラフィルの作用

 

タダラフィルは長時間効く勃起不全の治療薬として人気となっていますが、日本では厚生労働省へ承認申請が行われたのが2005年9月で、2007年7月に製造販売が承認された、まだ登場して間もない薬です。

 

販売は2007年9月から日本イーライリリー社から医療機関向けに販売されるようになりましたが、昨年7月から日本新薬へ販売移管されています。

 

このタダラフィルを日本で正規に入手するには医師の診断による処方箋が必要となっており、これは健康保険の適用外の自由診療なので、バイアグラなどと同様に薬価基準は未収載です。

 

価格はだいたい10mg錠で1800円、20mgで2500円程度のようで、気をつけなければならないのが輸入代行やメールでの宣伝行為を行う販売業者で、偽造品も多くなっているようです。

 

このタダラフィルの効き目は、生体内の5型ホスホジエステラーゼ (PDE-5) の酵素活性を抑制することで、陰茎周辺部の神経に作用して血管が拡張し、血流量が増えることによって勃起が可能となるとされており、純粋に勃起不全の症状なら性行為が正常に行えるようになりますが、催淫剤とは異なるので性欲自体を亢進させるようなものではありません。

 

副作用については現在までのところ重大なものは殆ど報告されていないようですが、比較的多いのは、頭痛とほてりで、これらは血管を広げる作用の影響であり、時間の経過によって自然に治るとのことです。違う薬と併用する時は必ず医師に相談した方がいいでしょう。